アクションカムのスペックはどこを確認すればいいか

公開日:2014/12/13、 最終更新日:2014/12/28
アクションカムのスペック比較入門
GoPro、SONYなど、アクションカムを比較するときにチェックしたいスペック項目とその読み方を紹介します。カタログを比べるときは、ここを比較すればよいでしょう。

アクションカムとはいえ「基本はビデオカメラ」。カメラとしての性能を確認するわけですが、もちろんアクションカムならではのポイントがあります。さらに「マウント」「ハウジング」といったアクションカム特有のアイテムについても知っておいたほうがよいでしょう。

カタログの読み方
画質 解像度 細かい解像度で選ぶより、フルハイビジョン(1920×1080)か4K(4000×2000)のどちらに対応したものが欲しいか
フレームレート アクションカムはコマの数(フレームレート)が大事。ただし、高ければ高いほどデータ量は多くなってしまうし、普通の用途では使いこなせない。
手振れ補正 アクションカムは基本的に手振れ補正機能は弱い。
唯一、ソニーの電子手振れ補正が評判
使い勝手 装着用アクセサリ、マウント 何に使うか考えて、それにあったアクセサリーがあるか。
マウント数の豊富さはGoProがナンバー1
液晶モニタ 内臓型、(標準搭載、別売)、リモコン型。
スマホでも操作や動画の確認ができる点にも注目
防水・防塵 防水ケース無しの時とケース装着時の両方の防水性能を確認する。
防水ケースをハウジングという
デザイン デジカメ型のGoProか、縦長のソニーか。
白いと本体がガラスに映りこむことも。

ビデオカメラとしての性能・画質

アクションカムの基本はビデオカメラとしての性能。画質を気にする場合はここを確認すればよいでしょう。

画素:4Kかフルハイビジョンか

アクションカムの画質は画素数でも確認できますが、最近のビデオカメラはある程度の画素数は確保されています。そこで、細かい画素数を気にするよりは、フルハイビジョンのものがいいか、それより高画質な「4K対応」のものが欲しいで決めればよいでしょう。4K画質は、4Kテレビあっての本領発揮なので、4Kテレビを持っているか、将来に備えて残しておきたいといった場合に選びます。また最近では。4Kに対応したPCも出始めていますし、いずれiPadも4Kになるのでは、という噂もあります。(2014年時点)

細かい画素数を気にするより「フルハイビジョン」か「4K対応」かを決める。
(フルハイビジョン:200万画素以上、4K:830万画素以上)

滑らかな動画の基準はフレームレート

アクションカムを選ぶ基準として画素数と同様に大事なのはフレームレートです。フレームレートというのは、動画をパラパラ漫画としてみた場合の「コマ数」のことです。アクションカムは手振れ補正が弱い上に、よく揺れる場所で使うことが多いので、フレームレートが高く滑らかな画像が撮れるカメラのほうがいいです。

フレームレートの単位はfpsで、60fpsは1秒にに60コマという意味です。なお、一般的には30fpsで十分、60fpsあれば相当滑らかな動画です。(映画館でも24fpです。)最近のYoutubeは60fpsに対応していますので、Youyubeに高画質の動画を投稿したい場合は60fps以上のものがよいでしょう。SONYのカタログにはfpsではなくpで単位が表示されていますが、これは60fpsのプログレッシブ動画という意味です。p以外の単位にiという単位もあり、「60iだと、60fpsのインターレス動画」という意味です。(プログレッシブ、インターレスは動画の再生方式の違い。プログレッシブのほうが精細な動画で、アクションカムは基本的にプログレッシブ方式)

高いフレームレートの弱点もあり、「コマ数が多い=データ量が多い=ファイルサイズが大きい」ということ。せっかく60fpsのフレームレートが使えるカメラを買っても、滑らかすぎる動画の用途が無く、保存するのにも不便なので30fps以下に落として使うことも多いです。本当に必要かどうか確認しましょう。(スローモーション動画を作成するときには60fps以上の高フレームレートを使う場合もあります。)

フレームレートは1秒あたりのコマ数。レートが高いほうが滑らかな動画。
60fpsは使いこなせない場合も。

手振れ補正

手振れ補正が搭載されていると、自転車に取り付けたときのように振動が激しい場所で撮影しても、比較的滑らかな動画になります。もちろん、ブレも含めて激しい動きがそのまま残るのがアクションカムの醍醐味という考え方もありますので、必ず手振れ補正が必要というわけではありません。手振れ補正機能が評判なのはSONY製で、電子式手振れ補正機能が搭載されています。GoProの手振れ補正機能は無いも同然、あまり期待できません。

手振れ補正で人気なのはSONYアクションカム

左右の画角とゆがみ

アクションカムは左右に画角が広いことで有名ですが、メーカーやモデルによって画角が違います。また、幅が広いために魚眼レンズのようにゆがんだ映像になりますが、ゆがみ具合はモデルによって違います。アクションカムを選ぶ上での最重要ポイントではないですが、ゆがみが気になるなら、撮影サンプル動画などを確認しておいたほうがよいでしょう。

気になる場合は画像のゆがみを確認する

アクションカムならではの性能・使い勝手

用途に合わせたアクセサリー(マウント)があるか

カメラを装着するアクセサリー(マウント)はメーカーによってさまざまなものがありますが、多彩なオプションがあるかどうかということより、自分が使いたい用途に適したアクセサリーがあるかどうかを確認することが大事です。たとえば、自転車に載せたい場合、自分のバイクに装着できるパーツがあるかどうかといったことを確認してください。基本的なアタッチメントはどのメーカーでも純正品が販売されていますが、ラジコンヘリのように、純正ではないサードパーティー製のマウントがあるのはGoProだけです。

欲しいマウント(装着用アクセサリー)があるか。
サードパーティー製のマウントが数多くあるのはGoProだけ。

バッテリーの持ち時間は?

バッテリーは、カメラのサイズが似たり寄ったりなので搭載バッテリー容量にも大きな違いはありません。何時間持つかは撮影モードの画質次第で変わってきますが、どこのメーカーのものも1時間半から2時間半ぐらいの連続撮影時間とカタログには書いてあります。実際にはもう少し短い時間になります。必要なら交換バッテリーを購入すればよいでしょう。

どのメーカーのものも長時間は無理。
本格的に使うなら追加のバッテリーを購入

防水性を、どこまで要求するか

どのアクションカムも裸の状態では防水ケースを使うことで、マリンアクティビティでの利用が可能になります。海水浴やサーフィン程度なら付属の防水ケースで十分ですが、本格的にダイビングをする場合は、何メートルまで潜ることができるのか確認してから買ったほうがいいでしょう。追加で防水ケースを購入することも検討します。

もう一点、防水ケースで確認しておかなければならないのは、防水ケース装着時のマイク性能です。ケースを付けると音が撮りにくくなるので、用途とケースの付け方を確認したほうがよいでしょう。

潜る場合は何メートルまでいけるか確認。
アクションカムの防水ケースを「ハウジング」という。

液晶モニタはスマホでも代用できるが。。

液晶モニタは、内蔵、外付け(標準では搭載なし)から選択。液晶がなくてもスマホで確認できますが、スマホを持つ手がふさがってしまいます。撮影中にちょいちょい見るか、撮影後に落ち着いて確認するのに使うかで液晶モニタの必要性は変わってきます。撮影中に頻繁に確認する場合はスマホではなく専用の液晶があったほうがよいでしょう。

GoProの開発者は、カメラが大きくなって使いづらくなるくらいなら、余計な機能はいらない!というコンセプトで初代GoProを作りましたが、最新モデルHero4ではサイズは小さいまま、液晶をした搭載モデルが出ました。

液晶が無くてもすぐにスマホで確認できる。
頻繁に確認する場合は、液晶があると、やはり手軽ではある。

カメラの本体カラー

白いカメラはガラス越しに撮影するときに、カメラ本体が写りこんでしまうことがあります。

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